2020.01.15
坐薬の入れ方について
当院では採卵前日に3回坐薬を入れていただきます。
(消化性潰瘍・アスピリン喘息の既往がある方は使用しません)
皆さんは今までにご自身で坐薬を入れた経験はありますか?
通院されている方で、使用したことがない・むずかしいという
お声があったので、今回は坐薬の入れ方について説明しますね。
少しでもお役にたてればと思います。
【使用目的】
坐薬を使用する目的ですが、排卵を抑制するために使用します。
指定された時間に坐薬をいれていただかないと成熟した卵子が
排卵してしまう可能性があります。
ですから坐薬を時間通りに入れることが重要となります。
【挿入前の注意事項】
・肛門に入れるお薬ですので腟には入れないようにして下さい。
・予め手をよく洗って下さい。爪の長さは大丈夫ですか?(直腸を傷つけてしまう可能性があります)
・坐薬を入れた刺激で排便したくなってしまうので
一度排便してから挿入することをお勧めします。
【挿入時の注意事項】
・冷蔵庫から坐薬を取り出します。(冷所保存です)
・袋から取り出し尖がっている方を上にして持ちます。
・体勢は中腰か横向きに寝た姿勢で入れると挿入しやすいです。
・指の第一関節以上は入れるようにして下さい。
・挿入後排出防止のため4~5秒は指を入れたままにして下さい。
・トイレで行う場合は落下防止のため、ふたを閉めたほうが安心です。