2019.12.10
培養部より:採卵後の卵の凍結について
おはようございます、培養部です。
今回は卵の凍結に使用するクライオトップを紹介したいと思います。
実際自分の卵はどうやって凍結されているんだろう
と気になりますよね。
簡単ではございますがご説明させていただきます。
胚はほとんどが水分でできており凍結の際、
細胞内に氷の結晶ができると、
細胞は破壊されて死んでしまいます。
そ こ で、
細胞を生きたまま凍結するために凍結保護物質の耐凍剤を用います。
耐凍剤を浸透させ、
細胞内の水分を脱水させたら瞬時に液体窒素へ投入します。
この方法により凍結・融解のダメージは1~2%ほどとなっております。
実際に使用しているのがこちらのクライオトップとよばれる器具です。
卵は胚盤胞でおよそ0.2mmですから
使用するものもこのくらいの大きさなんです!