2017.10.30
受精確認のお電話について
おはようございます、培養部です。
今回は電話に関する内容です。
受精確認のお電話の際、培養から「受精しているかどうかはっきりと判断しにくい」といわれたことは無いでしょうか。
本来でしたら、受精卵の中に遺伝子の塊である受精核が2つ見えた状態を、当院では正常受精と判断しています。
ただ、観察時間によってはその受精核が見られない場合があります。
理由としては、
①受精卵が分割をはじめる時、受精核2つが溶け合って見えなくなっている場合。
②受精せず、そもそも受精核が発現してない場合。
よって、上記どちらの理由で受精核が見えていないのか分からないとき、判断しにくいとお話しています。
①の場合なら、時間が経つと分割してくるので受精したと判断し、培養を続けていきます。
②の場合は、受精していないので分割が見られません。
なので、受精確認の次の日にお電話をお願いしています。
卵子の成長は一つ一つ異なるので、同じ周期に取れた卵子でも成長は異なってきます。
患者様の大切な卵子をお預かりしている部署として、お手数とは思いますが確認をしていただけますようお願い致します。
《培養部》