上記のような卵子には『顕微授精』をお勧めしています。
なぜなら、卵丘細胞は、受精を制御するのに大切な機能を持っているからです。
この細胞が無い、または粗い・乏しいなどの場合に
通常のふりかけ方法を行うと、
正常受精にならない可能性があります。
せっかく採卵で成熟卵が取れても、
受精できなければ次に進む事はできません。
卵子が成熟しているか未成熟かを見るだけでなく、
その卵子の周りにある細胞も私達は確認をしながら媒精法をお話しています✦
1つ1つ、患者様からお預かりしている大切な卵子です。
同じ周期でもそれぞれ状体が異なる卵子だからこそ、
その卵子に適した媒精をさせて頂いています。
その見極めが出来ているからこそ、
当院ではふりかけ方法と顕微授精の受精率は
どちらも8割以上という結果に結びついているのだと思います。
以上、縁の下の力持ち?卵丘細胞でした
《培養部》