2018.08.06
不妊治療中の甲状腺とPRL(プロラクチン)の検査について
今回は年一回の検査について新たに追加になった項目についてお話しします。
甲状腺の疾患を調べる検査として、抗TPO抗体、TSH、FT4の3項目とプロラクチン(PRL)が新たに一年に一度検査が必要となりました。
甲状腺の数値が異常だと、排卵障害を起こしたり、着床障害や流産の危険が増すといわれています。
プロラクチンは下垂体で作られる乳汁の分泌を促すホルモンです。高いと同じく排卵障害を起こすことがあったり、下垂体に腫瘍が出来ている可能性があります。
今までは初診時のみ検査していましたが、定期的に問題ないか確認することとなりました。
ただし、すでに他院で甲状腺について定期的に通院されている方は、当院での甲状腺の検査は不要となっています。
最後に検査してから一年経つ頃に看護師から案内がありますので、ご不明な点はお尋ねください。
《看護部》