2018.03.19
2018年 直近の体外受精卒業者の年齢、初期胚、胚盤胞移植の妊娠率などをまとめました。
当院で体外受精・顕微授精をされて卒業された患者様が延べ303名となりました。
延べというのは、実はこのうち4名の方は2人目の天使とともに卒業された方たちが含まれているからです。
このうち初期分割胚移植で妊娠された方が 169 名(56%)、胚盤胞移植で卒業された方が 134 名(44%)でした。
初期分割胚移植で妊娠・卒業される方のほうが多いという当院での特徴は以前と変わりありません。
事前に治療して質の良い卵子のみを採卵していくことでこれが可能となっていると思われます。
卒業された方の年齢割合
20歳代 2%
30歳代前半 29%
30歳代後半 46%
40歳代 22%
平均年齢 36.4 歳
以前に比べると平均年齢が下がってきています。
これは、不妊治療の必要性が啓蒙されて早い時期に治療を開始される方が増えてきているためと考えます。
TVでも卵子の老化に関する放送がされるようになって早めの治療開始が大切であることが流布されているためではないでしょうか。
最高年齢46歳*2名、最低年齢は 26 歳でした。(移植時年齢)
ちなみにこれまで当院で胚移植を行った患者様は 629 名で、卒業率は 47.9 %となります。
約半数の方を妊娠・卒業させる事が出来たことをうれしく思います。
これからもできるだけ多くの方に天使をお届けできるようスタッフ一同頑張っていきます
Clinique de l'Ange
院長 末吉 智博